人と人との繋がりについて

昔は人と人の繋がりは家が近いだとか同じ学校だという物理的な近さを元にしたものが多かったのですが、現在はインターネットの発達により世界中の人と繋がりを持つことができるようになりました。
今では、誰とでもインターネットで繋がりを持てることが当たり前のようになっていますが、実際にこのような社会になったことは、まだ十数年間の出来事で、少し前まではそういった繋がりを持とうということさえ考えられていないような世の中でした。

インターネット上の付き合いが濃厚になっていくにつれて、現実の世界とは全く違う人間関係を持つ人の数も増えて、自分の中でいくつもの社会が存在するという人が増えるという変化が起きています。
こういった変化には個人差があり、インターネット上の付き合いはほとんどないという人と、現実よりもインターネット上の付き合いのほうが濃厚になっている人とがいるようです。
人との繋がりの持ち方には個人差があるのが当然ですが、世の中の人々全体を見た時には、インターネット上の繋がりを持つ人の割合が増えてきており、SNSを利用する人の数は増えていく一方です。

有名なFacebookとTwitter

SNSにはいくつもの種類がありますが、実名で登録することが条件のFacebookは世界中の人が参加している非常に大きなSNSです。
実名で登録するために自分の素性を出す必要があるとはいえ、普段は到底会うことができないような遠方の利用者や有名な方と直接つながることができます。
またFacebookは地元を離れていても同じ学校の者同士で繋がることもできるので、学校などを卒業しても関係を続けることができるというメリットがあります。

もうひとつの有名なSNSがTwitterです。
文字数の制限があることで短文を投稿することになるのですが、短文であるゆえに多くの人に読んでもらいやすいということが特徴があるSNSです。
これも誰とでも知り合いになることができるので、外国に住んでいる場合でもどこの国の人とでも繋がれます。
また普段は話すことができないような立場の人に直接コメントを取ることもできて、稀に返事が返ってくることもあるので、まさに直接の会話をすることができます。

Twitterの利用者は爆発的に増えた後、落ち着いてはきましたがまだまだたくさんの利用者がいて年代も様々なので、若い方から年配の方まで年齢関係なく繋がりを持てるという新しい形の繋がり方を体験できます。
こういったSNSが発達したことで、以前に比べて知り合う数が増えたと言えます。

人はリアルなつながりを求めている

SNSはどれもインターネットを介して行うものなので、いくら長時間を一緒に過ごしていても、現実の世界とは違ったものです。
それが気楽でもあり良さのひとつなのですが、やはり現実の世界と比べると繋がりの種類が違ってきて物足りないと感じる人も多いようです。

人間は元々、人間関係の煩わしさを感じながらも人との繋がりを求める生き物です。
そのため、架空の世界とも言えるネット上の関係では物足りないという思いを抱いても当然のことだと言えます。
いくらネット上で親しくなったとしても、それはリアルな世界ではなく、空想の世界の中での出来事だと感じてしまうのでしょう。

特にネット上で親しくなると、実際には面と向かって言えないようなことを話す機会も増えて、心の内面をさらけ出してしまうことがあります。
直接会って言うのは難しいことも、インターネットを通じてならば楽に言えてしまうという面があるので、実際に会って話すよりも、心の中のことを言いだしやすく、その分急激に親しくなるということもあるようです。

さらに、インターネットでの繋がりを求めている人はもともとリアルな世界でも繋がりを求めている場合が多いのかもしれません。
その証拠にインターネット上で繋がった人が集まるオフ会というものが頻繁に開かれていますし、今ではインターネット上で知り合って、そこからオフ会で直接会うことになり、リアルな世界で付き合い始めたというカップルも珍しくありません。

結局はインターネット上のSNSは知り合うきっかけに過ぎず、人はリアルな繋がりを求めているというのが、わかったということになります。
インターネットやSNSは非常に優れた機能を持っており、今までは不可能だったことができるようになりましたが、リアルな繋がりを求めるという点では、インターネットで叶えることが難しいものです。

本当の幸せは何かと考えた時には、インターネット上の付き合いだけでは満足できることは少なく、どうしてもその先のリアルな付き合いを求めてしまうことが自然なことです。
インターネットで知り合った場合には、趣味が同じだったり価値観が似ていたりすることで、より深い関係になれるということもあり、今後もオフ会などリアルな世界での繋がりをもつような場が増えていくでしょう。
直接会うことができれば、そこでインターネットでは得られない繋がりを感じることができ、リアルな世界での繋がりの必要性を再確認することが増えていくと思われます。

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